- クワコ
- ヤママユ
- ウスタビガ
- クスサン
- オオミズアオ
- ホシヒメホウジャク
- ヒメクロホウジャク
- ホシホウジャク
- キンモンガ
- サカハチクロナミシャク
- シロオビクロナミシャク
- イカリモンガ
- ヒョウモンエダシャク
- トンボエダシャク
カイコガ(ヤママユガ)の仲間
文字通り、繭を作って、その中で蛹になる蛾です。人にとって、有意義な昆虫です。共通点としては、成虫は口も消化管も無く、繁殖のための7日間の生命です。
クワコ
カイコの元です。これを家畜化したものがカイコです。ノウサギに似ています。繭は他のカイコガよりも小さいです。
ウスタビガ
ウスタビは薄足袋、薄手火のことで、繭の形が似ていることが由来です。成虫は大きさも模様もヤママユと似ています。繭の色は緑ですが、蚕糸にするときは表面の成分を剥がすので、どんな色の繭も、白い糸になります。
クスサン
成虫はヤママユにそっくりです。見分けるには翅の模様を見比べるしかありません。繭は独特で、不完全な隙間だらけです。スカシダワラ(透かし俵)と呼ばれています。
オオミズアオ
蛾の中で一番大きい部類です。無害ですし、素性が分かると、綺麗と認識できます。繭は葉っぱをたたみ、その中にスカシダワラのような網状で形成します。
ホウジャク の仲間
蜂雀と書きます。ホバリングしながら吸蜜する姿は、まるでハチドリです。
ホシヒメホウジャク
羽ばたきの回数は多くはありませんが、近くではブーンと羽音がします。前足で花につかまり、ストロー(口吻、こうふん)を伸ばして吸蜜します。口吻の長さは体と同じくらい長いです。
ヒメクロホウジャク
比較的大きなホウジャクです。背中がビロード 状の鶯色で、尾に白い縁があって広がっています。それにより海老に似ています。口吻が長いのが分かります。
ホシホウジャク
ホシヒメホウジャク に似ていますが、尾の先が広く、翅の模様も若干違います。
チョウやトンボに似た蛾
蛾の中にはチョウやトンボに姿を似せたものがいます。蛾は夜に行動しますが、これらの蛾は昼間に活動します。故に撮影できるわけですが。
キンモンガ
黒と黄色の模様が特徴です。他の種類と同様に、ノリウツギやリョウブに集まります。
サカハチクロナミシャク
サカハチチョウと同じく、八の字の模様があることが由来です。ナミシャクとはシャクガの仲間の名前の一種です。
シロオビクロナミシャク
ナミシャクの仲間です。飛び方がまるで蝶です。クルクル回転している様にもヒラヒラしている様にも見えます。
イカリモンガ
黄色い模様が碇の様、が由来です。翅を広げません。蝶よりも頑なです。もうほとんど蝶です。
ヒョウモンエダシャク
本当に蛾でしょうか。ドイツでは蝶と蛾は区別せず、昼の蝶、夜の蝶というそうです。その定義だと、これらは蝶になります。
トンボエダシャク
名前のとおり、トンボに似ている蛾です。仲間にヒロオビトンボエダシャクがいますが、違いがよく分かりません。