• クワコ
  • ヤママユ
  • ウスタビガ
  • クスサン
  • オオミズアオ
  • ホシヒメホウジャク
  • ヒメクロホウジャク
  • ホシホウジャク
  • キンモンガ
  • サカハチクロナミシャク
  • シロオビクロナミシャク
  • イカリモンガ
  • ヒョウモンエダシャク
  • トンボエダシャク

カイコガ(ヤママユガ)の仲間

 文字通り、繭を作って、その中で蛹になる蛾です。人にとって、有意義な昆虫です。共通点としては、成虫は口も消化管も無く、繁殖のための7日間の生命です。

クワコ

 カイコの元です。これを家畜化したものがカイコです。ノウサギに似ています。繭は他のカイコガよりも小さいです。

出典:ウィキメディア・コモンズ

出典:ウィキメディア・コモンズ

ヤママユ

 8cmの大きさです。知識が無いと恐怖かもしれませんが、無害です。繭はクリーム色や緑色です。

出典:ウィキメディア・コモンズ

出典:ウィキメディア・コモンズ

ウスタビガ

 ウスタビは薄足袋、薄手火のことで、繭の形が似ていることが由来です。成虫は大きさも模様もヤママユと似ています。繭の色は緑ですが、蚕糸にするときは表面の成分を剥がすので、どんな色の繭も、白い糸になります。

クスサン

 成虫はヤママユにそっくりです。見分けるには翅の模様を見比べるしかありません。繭は独特で、不完全な隙間だらけです。スカシダワラ(透かし俵)と呼ばれています。

オオミズアオ

 蛾の中で一番大きい部類です。無害ですし、素性が分かると、綺麗と認識できます。繭は葉っぱをたたみ、その中にスカシダワラのような網状で形成します。

ホウジャク の仲間

 蜂雀と書きます。ホバリングしながら吸蜜する姿は、まるでハチドリです。

ホシヒメホウジャク

 羽ばたきの回数は多くはありませんが、近くではブーンと羽音がします。前足で花につかまり、ストロー(口吻、こうふん)を伸ばして吸蜜します。口吻の長さは体と同じくらい長いです。

ヒメクロホウジャク

 比較的大きなホウジャクです。背中がビロード 状の鶯色で、尾に白い縁があって広がっています。それにより海老に似ています。口吻が長いのが分かります。

ホシホウジャク

 ホシヒメホウジャク に似ていますが、尾の先が広く、翅の模様も若干違います。

チョウやトンボに似た蛾

 蛾の中にはチョウやトンボに姿を似せたものがいます。蛾は夜に行動しますが、これらの蛾は昼間に活動します。故に撮影できるわけですが。

キンモンガ

 黒と黄色の模様が特徴です。他の種類と同様に、ノリウツギやリョウブに集まります。

サカハチクロナミシャク

 サカハチチョウと同じく、八の字の模様があることが由来です。ナミシャクとはシャクガの仲間の名前の一種です。

シロオビクロナミシャク

 ナミシャクの仲間です。飛び方がまるで蝶です。クルクル回転している様にもヒラヒラしている様にも見えます。

イカリモンガ

 黄色い模様が碇の様、が由来です。翅を広げません。蝶よりも頑なです。もうほとんど蝶です。

ヒョウモンエダシャク

 本当に蛾でしょうか。ドイツでは蝶と蛾は区別せず、昼の蝶、夜の蝶というそうです。その定義だと、これらは蝶になります。

トンボエダシャク

 名前のとおり、トンボに似ている蛾です。仲間にヒロオビトンボエダシャクがいますが、違いがよく分かりません。