マダラチョウ
タテハチョウの仲間ですが、基本毒蝶なので独立させます。美しの国にはアサギマダラの一種だけです。
- アサギマダラ
アサギマダラ
ご存知、旅する蝶です。幼虫の食草はガガイモ科ですので、美しの国ではイケマになります。成虫はヨツバヒヨドリ、フジバカマ の蜜を吸います。これらの植物はすべてアルカロイド成分を有し、アサギマダラは毒を体内に貯めるため、幼虫も成虫も敵なしです。浅葱色とは、前翅の薄青い部分の色を指します。
タテハチョウの仲間
タテハチョウの雌雄の区別は難しいので、表示しません。タテハチョウの翅の模様は様々で、非常に綺麗です。
- アカタテハ
- ヒメアカタテハ
- キタテハ
- シータテハ
- ヒオドシチョウ
- キベリタテハ
- ルリタテハ
- サカハチチョウ
- イチモンジチョウ
- ミスジチョウ
- コミスジ
- クジャクチョウ
- テングチョウ
- コムラサキ
- スミナガシ
アカタテハ
名前ほど赤くはありませんが、朱色に近いでしょうか。珍しい蝶ではありません。
ヒメアカタテハ
アカタテハとよく似ています。裏面だけだと区別がつきません。表面の黒い部分で見分けます。
キタテハ
シータテハ
キタテハとの区別が難しいです。翅の縁の凸凹が大きいことと、翅裏の白い線がアルファベットのCに似ていることで区別します。シータテハのシーはCです。
ヒオドシチョウ
キタテハに似た模様ですが、赤みが強いです。後翅の青い模様が綺麗です。成虫は越冬します。数も多く、よく見かけます。
キベリタテハ
翅の縁(ヘリ)が黄色いのが由来です。数は多いので、簡単に出会えます。
ルリタテハ
この個体は生まれたてなので、本当に綺麗です。翅の表裏の違いが大きいです。写真のように、コンクリートの塩分を舐めていることが多い様です。
サカハチチョウ
(春型/夏型)
イチモンジチョウ
サカハチチョウに似ていますが、白い筋が際立っています。ここから名前が来ています。近似種にアサマイチモンジがいますが、見たことがありません。
ミスジチョウ
コミスジ
ミスジチョウと翅の白い、上と真ん中の筋の模様が少し違います。コミスジと言っても大きさはミスジチョウとほぼ同じです。
クジャクチョウ
孔雀の名の通り、綺麗なチョウです。他のタテハチョウと同じく、翅裏は地味です。個体数は多いので、観察の機会は多いです。
テングチョウ
頭部が天狗の花の様に長いことに由来しています。グラウンドの様な日当たりの良い所にいます。かなりの飛翔速度です。
コムラサキ
翅の青紫色の光沢があるのはオスですが、なかなか光ってくれません。個体数は少ないですが、観察はし易いです。
スミナガシ
珍しい蝶です。見難いですが、ストローが赤いです