蝶3

マダラチョウ

 タテハチョウの仲間ですが、基本毒蝶なので独立させます。美しの国にはアサギマダラの一種だけです。

  • アサギマダラ

アサギマダラ

 ご存知、旅する蝶です。幼虫の食草はガガイモ科ですので、美しの国ではイケマになります。成虫はヨツバヒヨドリ、フジバカマ の蜜を吸います。これらの植物はすべてアルカロイド成分を有し、アサギマダラは毒を体内に貯めるため、幼虫も成虫も敵なしです。浅葱色とは、前翅の薄青い部分の色を指します。

タテハチョウの仲間

 タテハチョウの雌雄の区別は難しいので、表示しません。タテハチョウの翅の模様は様々で、非常に綺麗です。

  • アカタテハ
  • ヒメアカタテハ
  • キタテハ
  • シータテハ
  • ヒオドシチョウ
  • キベリタテハ
  • ルリタテハ
  • サカハチチョウ
  • イチモンジチョウ
  • ミスジチョウ
  • コミスジ
  • クジャクチョウ
  • テングチョウ
  • コムラサキ
  • スミナガシ

アカタテハ

 名前ほど赤くはありませんが、朱色に近いでしょうか。珍しい蝶ではありません。

ヒメアカタテハ

 アカタテハとよく似ています。裏面だけだと区別がつきません。表面の黒い部分で見分けます。

キタテハ

 赤とくれば黄です。翅の縁がギザギザです。秋によく観察できます。

シータテハ

 キタテハとの区別が難しいです。翅の縁の凸凹が大きいことと、翅裏の白い線がアルファベットのCに似ていることで区別します。シータテハのシーはCです。

ヒオドシチョウ

 キタテハに似た模様ですが、赤みが強いです。後翅の青い模様が綺麗です。成虫は越冬します。数も多く、よく見かけます。

キベリタテハ

 翅の縁(ヘリ)が黄色いのが由来です。数は多いので、簡単に出会えます。

ルリタテハ

 この個体は生まれたてなので、本当に綺麗です。翅の表裏の違いが大きいです。写真のように、コンクリートの塩分を舐めていることが多い様です。

サカハチチョウ
(春型/夏型)

 黄色いっぽいのが春型、黒っぽいのが夏型です。タテハチョウとしては少し小さいです。翅の白い帯が八の字の形をしているのが由来です。

イチモンジチョウ

 サカハチチョウに似ていますが、白い筋が際立っています。ここから名前が来ています。近似種にアサマイチモンジがいますが、見たことがありません。

ミスジチョウ

 イチモンジチョウ は白い筋が1本でしたが、ミスジチョウは3本です。滑空する様に飛びます。

コミスジ

 ミスジチョウと翅の白い、上と真ん中の筋の模様が少し違います。コミスジと言っても大きさはミスジチョウとほぼ同じです。

クジャクチョウ

 孔雀の名の通り、綺麗なチョウです。他のタテハチョウと同じく、翅裏は地味です。個体数は多いので、観察の機会は多いです。

テングチョウ

 頭部が天狗の花の様に長いことに由来しています。グラウンドの様な日当たりの良い所にいます。かなりの飛翔速度です。

コムラサキ

 翅の青紫色の光沢があるのはオスですが、なかなか光ってくれません。個体数は少ないですが、観察はし易いです。

スミナガシ

 珍しい蝶です。見難いですが、ストローが赤いです