ハチ・アブ
ハチやアブはあまり好かれていないでしょうが、ミツバチやハナバチ、ハナアブ等は植物の受粉には必須の生き物です。
- キイロスズメバチの巣
- ハナバチ
- ヤマトヒメハナバチ
- コマルハナバチ
- ミヤママルハナバチ
- オオマルハナバチ
- ヨウロウヒラクチハバチ
- キスジセアカカギバラバチ
- シロスジベッコウハナアブ
- オオハナアブ
- ヘリヒラタアブ
- ビロウドツリアブ
- コガネオオハリバエ
スズメバチ
美しの国における脅威の一つが、スズメバチです。少しの油断で大きな巣を作られてしまいます。

キイロスズメバチの巣
ハナバチ
ミツバチの仲間です。文字通り、花に集まるので、受粉には欠かせないハチです。

ヤマトヒメハナバチ
ヒメハナバチの仲間で、ヤヨイヒメハナバチ の背中が茶色に対し、本種は黒いです。花粉団子を脚につけた姿は、ハナバチの可愛らしさを際立たせます。

コマルハナバチ
ハナバチとなっていますが、ミツバチ科です。全身黄色い毛に覆われています。

ミヤママルハナバチ(左上)
オオマルハナバチ(右下)
2種が仲良く吸蜜しています。右下のオオマルハナバチの同種でセイヨウオオマルハナバチは特定外来種です。お尻がオレンジがオオマルハナバチ 、白いのがセイヨウオオマルハナバチです。
その他

ヨウロウヒラクチハバチ
ハバチの仲間です。黄色い帯が鮮やかです。脚が長く、半分が黄色いです。

キスジセアカカギバラバチ
読んで字のごとくで、腹の黄色い帯、先が尖ったお尻、胴体が赤いです。さらに翅の先端が青く、小さいですが、目に止まる蜂です。この蜂の不思議な話です。無数の卵を産みつけた葉を蝶や蛾の幼虫が食べます。たまたまそ幼虫に寄生バエがいる場合、この蜂の幼虫が、寄生バエの幼虫を食べて生き残ります。複雑です。
アブ
アブの種類も多いですが、花に集まるアブを掲載します。

シロスジベッコウハナアブ
背中が鼈甲の様に光っています。ベッコウハナアブの白い帯がある種です。

オオハナアブ
特徴的な眼と口をしています。近未来的な仮面を被っている様です。

ヘリヒラタアブ
青い帯があるアブです。アオスジハナバチとの違いは、ずんぐりしていて背中の帯が離れていることです。

ビロウドツリアブ
春早い時期にホバリングしながら吸蜜します。ホウジャクに似ている行動です。針の様な口はそのためのもので、刺しません。

コガネオオハリバエ
ヤドリバエというハエです。寄生バエでエビガラスズメという蛾の幼虫に寄生します。綺麗な茶色にたくさんの針が立っています。目立ちます。