アゲハチョウの仲間
大型の蝶です。平地ではナミアゲハが一番思い浮かぶかもしれません。
- ミヤマカラスアゲハ
- オナガアゲハ
- キアゲハ
- ウスバシロチョウ
ミヤマカラスアゲハ(オス)
美しの国を代表する蝶です。初めて見た時は感動しました。オスの前翅の一部が黒くなっていますが、性標と呼ばれるものです。アサギマダラと並んで大型の蝶です。
ミヤマカラスアゲハ(メス)
オスよりも色が薄くて、緑がかっています。後翅のオレンジの模様が多いです。オスでみられる性標はありません。
オナガアゲハ
大きな蝶です。クロアゲハよりも尾が長いです。写真の個体の左側の尾が取れています。
キアゲハ
名前の通り、全身が黄色いっぽいです。ナミアゲハと共にいわゆるアゲハチョウの代表です。
キアゲハ(幼虫)
サナギになる前の幼虫です。食草はセリ科です。触るとオレンジ色の角と柑橘系の匂いで威嚇します。
ウスバシロチョウ
6月初旬にクラブハウス上の斜面等に現れます。薄羽の如く、翅が透けています。羽ばたいて上昇した後、滑空する飛び方で優雅です。幼虫の食草はケシ科のムラサキケマンやヤマエンゴサクです。蛹になる時に繭を作ります。
シロチョウの仲間
少し小型の蝶です。菜の花畑のモンキチョウやモンシロチョウが代表です。
- スジボソヤマキチョウ
- ヤマトスジグロシロチョウ
- ツマキチョウ
- モンキチョウ
- キタキチョウ
スジボソヤマキチョウ
少し大きな蝶です。シロチョウと言っても黄色い蝶です。近似種にヤマキチョウがいて、絶滅危惧種です。頑張って比較しましたが、残念ながらヤマキチョウではありませんでした。成虫で越冬しますが、春に現れる個体は薄汚れていて、少し不気味です。
ヤマトスジグロシロチョウ
美しの国で認められる白い蝶のほとんどはこの種です。翅の黒い筋の模様は様々です。
ツマキチョウ
翅の端、妻の部分が黄色いです。この部分が黄色いのはオスで、メスは灰色です。裏側はカモフラージュ柄です。
モンキチョウ
年々、増加しています。白い同種もいますが、モンシロチョウではありません。何故か、モンシロチョウには出会っていません。近似種にミヤマモンキチョウがいますが、浅間山や北アルプスにいる準絶滅危惧種です。
キタキチョウ
キチョウの本家本元です。翅を開いてくれませんが、表面には黒い縁取りがあります。